和乃革では現在「本ヌメ革」と「オイルレザー」の2種類の革を販売しています。
インターネット通販のみで販売しているのですが、
ネット通販では、「どうやってお客様に革の魅力をつたえるか」が重要になってきます。
革を実際に見てもらえれば、良い革かどうかはすぐにわかるのですが、
画面内の情報だけでそれを伝えるのは難しいです。
革同士の色比較
どの色の革を買うか悩んでいるときは、
他の革と比較した写真があるといいかなと思い、以下のような写真を撮影させていただきました。
「本ヌメ革 染」の色比較写真
「オイルレザー 染」色比較
色鉛筆と比較
和乃革の商品写真には色鉛筆との比較写真を用意しています。
身近なものの色と比較することで、革の色がわかりやすくなるといいなと思い、
このように撮影しています。
染料仕上げの革
革に色を付ける方法は大きく分けて2種類あります。
「染料仕上げ」と「顔料仕上げ」です。
顔料仕上げ
顔料仕上げとは、簡単に言うと、革の表面に塗料を塗るような仕上げになります。
顔料仕上げのいいところは、
革の表面の傷やしわを隠すことができ、
革の品質に色が影響されないということです。
革の表面を塗料で覆うため、色は塗料そのものの色となり、
毎回、ほぼ同じ仕上がり(色)の革を製造することができます。
染料仕上げ
革に染料を染み込ませることで色を付ける仕上げです。
この場合、革の表面の傷やしわなどは模様となって表れてきます。
また、繊維の締まり具合などによって、染料の染み込み方に差がでてくるため、
色の濃さにも差が出てきます。
そのため、毎回まったく同じ色の革を作ることは難しいです。
ただ、革らしさを楽しむことができる仕上げになります。
和乃革は染料仕上げ
どちらの仕上げ方法がいいかというと、それは個人の好みの問題だと思います。
ただ、和乃革としては、革という素材を生かすためには「染料仕上げ」が良いと考えています。
そのため、和乃革の製品は多少の色ブレがあります。
しかし、それも革の特性として楽しんでいただけると嬉しいです。