和乃革を利用したレザークラフト作品や最新情報を書いたブログです

試作革(和製ミネルバボックス)が完成|革販売の和乃革

和乃革の新商品として、タンナー(株式会社山陽様)に依頼していた試作品の革が完成しました。

今回の新商品のイメージとしては、

イタリア革のミネルバボックスになります。

ミネルバボックスを使用した革製品は日本でもたくさん販売されていますが、

個人がレザークラフトのためにミネルバボックスを購入しようと思っても、

なかなかありません。

(あるにはありますが、簡単には買えません。)

 

無いなら、作ればいいじゃないか!ということで、

今回の新商品を開発することになりました。

 

タンニン鞣し・オイル・シボあり革

ミネルバボックスと言えば、

バケッタ製法で作られたタンニン鞣しのシボあり革です。

バケッタ製法の革はオイルを多量に含むという特徴があります。

こんなかんじの革を作りたくて、

ピット槽タンニン鞣しの革を製造できる山陽様に相談しました。

 

そして、いろいろと提案をいただいて、

最終的に完成した革が本日届きました。

 

オイルをたっぷり含んでいるので、柔らかく、しっとりした手触りです。

内縫いの鞄(トートバッグやリュックなど)にお勧めの革です。

もちろん財布などの小物に使用してもいいと思います。

 

革のシボは均一ではなく、シボのあるところと無いところがあります。

革にシボを付ける方法として、おおざっぱに分類すると2種類の方法があります。

シボ型(鉄板)を革に押し付けて跡をつける方法

この方法は型どおりのシボを革につけることができるため、

革全面に均一なシボをつけることができます。

ただ、これでは人工的な素材になってしまい、

せっかくの自然素材の良さが減ってしまう。。と和乃革は考えます。

革を空打ち(大きなタルのようなものに入れて回転させる)方法

和乃革の新商品の革はこちらの方法でシボを出しています。

この方法は革の繊維の締まり具合の違い等によって、シボの感じが変わってきます。

1枚の革の中でもシボが強いところ、弱いところが出てきます。

こうすることで、1枚1枚違った表情の革が出来上がります。

和乃革はこういった不均一さ(自然素材としての革の個性)を大事にしたいと考えています。

 

 

ピット鞣しのタンニン革なのでタンニンの含有量はイタリアの革にも負けません。

きれいな経年変化をする革です。

(のはずです。まだ使用していないので何とも言えませんが。。。)

 

発売日

この新商品ですが、

早速、商品用の革の製造に取り掛かっています。

はっきりとした発売日は言えないのですが、

4月か5月くらいには販売開始できるかと思います。

少々お待ちください。

まずは、

色:キャメル 厚さ:1.5㎜ 半裁サイズのみの販売になると思います。

 

部位によってシボがあったり、無かったりするので、

A4サイズで販売すると、クレームにつながる恐れがあります。

そのため、半裁サイズのみの販売とさせていただきます。

 

商品名は思案中ですが、

「本ヌメ革 オイルシボだし」

みたいな感じになると思います。

 

なお、過去に和乃革の商品をお買い上げいただいているお客様に関しては、

メールで連絡いただければ、予約販売をさせていただこうと思います。

その場合は、

メールの件名は「本ヌメ革 オイルシボだし 予約販売希望」

としてください。

革のサイズは200ds~250dsくらい。

ds単価は140円(税抜き)になる予定です。

 

後日追記|完成しました。

商品用の革が完成しました。

本物のミネルバボックスと比較した記事を書きましたので、

参考にしてみてください。

この革を利用した作品

この革を利用した作品として、お客様から投稿をしていただいております。

参考にしてみてください。

 

商品販売ページ

ショップでは以下のページにて販売しております。

(TOPページには表示が無いので、少しわかりにくいかもしれません。。)

「本ヌメ革 オイル シボ」販売ページ

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