以前から、このブログでに書かせていただいていた、和乃革の新しい革の販売用が出来上がりました。
タンナーさんから届いた革を早速確認させていただきましたが、
いい感じの出来です。
革1枚ごとに異なる表情で、リュックやトートバッグ、ボディバッグなどの内縫いのレザークラフト作品で使うと良さそうです。
この革はもともと「ミネルバボックスのような革を作りたい」ということで開発された革です。
ということで、今回は本物のミネルバボックスと比較してみました。
ミネルバボックスとは
ミネルバボックスとはイタリアのバダラッシカルロ社というタンナーが製造している革で、
バケッタ製法で作られたオイルを含むシボありの革になります。
おそらく、検索すればたくさん情報は出てきますし、
ミネルバボックスで作られた製品もたくさん見つかると思いますので、
気になる人は検索してみてください。
比較写真
今回比較用に用意したのはミネルバボックスの「オルテンシア」という色の革です。
それでは比較写真をご覧下さい。(右側の青い革がミネルバボックスです。)
(写真によって革の色が違っていますが、カメラ初心者が撮影したものなのでご理解ください)
シボ感に関しては、似ている部位もあれば、全然違う部位もありました。
ミネルバボックスは牛の「肩」の部分のみを加工している革なので、
ある程度シボ感も全体的に統一されています。そして、シボの無い部分も少ないです。
しかし、
和乃革の革は半裁(牛の頭~お尻)なので、部位によってシボの大きさも違えば、
シボがない部分もあります。
この革を製造しているタンナー様(株式会社山陽)は半裁サイズの革しか製造していませんので、
この違いは仕方がありません。
それに、ミネルバボックスと全く同じ革を作っても面白くありませんので、
和乃革ではシボのランダム感も売りということで、この革を販売していきたいと思います。
ということで、購入したい方は以下の商品ページをご覧ください。
この革は予約販売を受け付けておりましたので、予約分で初回入荷分はほとんど売り切れてしまいました。
そのため、少ない在庫となりますので、ほしい方はお早めにご購入下さい。