今回は、シンプルなカードケースの作成方法を紹介します。
完成画像
早速作成方法について紹介します。
床処理と切り出し
①切り出す前に床面を処理 ②丸キリで型紙の印をつける ③印に沿って正確に切り出す
トコ処理はガラス板で磨けばいいのかもしれませんが、いい部分(今回はお尻)であれば仕上げ材を塗るだけでも良いと思います。
今回のカードケースはパーツの形が2種類でとてもシンプルです。
念入れ
カードケースに念を引く 銀面、床面両方
好みだと思いますが、カードケースの上端は熱で処理します。
マグネット取り付け
今回はマグネットで開閉するカードケースで、マグネットの裏面には金具が露出します。カードが傷つくことを防ぐため、裏面も革で覆います。
①マグネットを取り付け ②裏面は保護用革を貼り、穴を開ける ③縫あがり
立体加工
立体加工は必須ではないですが、できると仕上がりが一段とよくなると思います。縫い糸が沈むことで摩擦が減り、糸を切れにくくできます。
①銀面にワイドクリーサーで印づけ ②床面にディバイダーで印をつける ③印を基準に漉く ④段漉きした部分に水を含ませる ⑤プレスエッジャーで段差をつける ⑥さらに熱してくっきり仕上げ
縫い合わせ
はじめに、真ん中部分のケースを縫い合わせます。カードの出し入れを邪魔しないよう、糸を沈めるようにします。
①溝を掘る ②きっちり張り合わせ ③穴を開ける ④縫い合わせる
次に他パーツを張り合わせていきます。
①接着剤を塗る部分を荒らす ②接着剤を適量塗る ③きっちり合わせて張る
各パーツに縫穴を開け、順番に塗っていきます。
縫いにくい所は工夫して
コバ磨き
磨き方は人それぞれだと思いますが、私は削る、磨くを繰り返しながらヤスリを次第に細かくしていくのみです。