和乃革を利用したレザークラフト作品や最新情報を書いたブログです

シンプルな革のリュックの作り方

レザークラフト型紙専門店「ShiAN」です。

今回は和乃革さんの「本ヌメ革 オイル シボ」を使ったリュックの作り方を紹介させていただきます。

(黒は現時点では一般販売されていないようですが、近いうちに販売する予定ということでした。)

リュックは縫う距離が長いため、手縫いは大変ですが、技術的には難しい作品ではありません。

レザークラフト初心者の方も気軽にチャレンジしていただけばと思います。

※ここではすご~く簡易的な説明になっています。

型紙をご購入いただければ、より詳しい制作過程を説明した資料もついてきますので、

詳細を知りたい方は型紙をご購入いただければと思います。

 

型紙通りに革を切り抜く

今回使用した型紙は以下のものになります。

型紙013_シンプルな革のリュック

型紙自体はシンプルですが、

すっきりとしたシルエットのリュックになるように、試作を繰り返してできた形です。

 

前面ポケットの作成

 

前面ポケットは下側にだけマチを持たせた形になっています。

上側にはマチが無くスッキリした印象を与えます。

また、ファスナーもできるだけ見えないように工夫しています。

 

肩紐の作成

肩紐を作ります。

といっても難しいことはありません。

型紙通りに切り取った革を2枚縫い合わせるだけです。

使用している革の厚さは1.5㎜なので、2枚を縫い合わせることで約3㎜になります。

この厚さであれば、ある程度の幅を持たせてやれば、中にクッション材などを入れなくても大丈夫です。

手に触れる可能性の高い部分なので、ヘリ落としとコバ磨きはしっかりとやります。

 

マチの作成

マチ部分を作成していきます。

といっても、マチ部分のパーツは2つの長方形です。

片方には収納の入り口となるファスナーを取り付けます。

ここもファスナー部分ができるだけ見えないような作りになっています。

そして、2つの長方形を縫い合わせたらマチパーツの完成です。

 

マチパーツとメインパーツの縫い付け

細かいパーツの準備が終わったら、

マチパーツとメインパーツを縫い合わせていきます。

この作品で一番大変なのはここだと思います。

まずは、前面とマチパーツをゴムのりで仮付けしていきます。

そして縫い合わせます。

同様にして背面パーツとマチも縫い合わせます。

ここで、背面パーツに肩紐を接続するためのパーツを付けることを忘れないようにしましょう。

また、ファスナーを少し開けておくことも忘れないようにしましょう。

マチを縫い終わったらファスナー部分を全開にしてひっくり返します。

ひっくり返したら、内側からしっかりと押し出して、形を整えます。

そして、肩紐などを取り付けたら完成です。

 

途中の工程をかなり省略していますが、

型紙に付属する解説書では金具の大きさなども含めて細かく解説していますので、

興味のある方は型紙をご購入いただければ幸いです。

 

型紙013_シンプルな革のリュック

 

 

 

 

ShiANでは和乃革を使用した作品のレザークラフト用型紙を販売しています。

レザークラフトにおいて型紙はとても重要なものです。

シンプルな型紙に見えても、寸法などが少しずれることで、

作品のできは大きく変わってきます。

自分で型紙を設計するのもいいですが、

一度、市販されている型紙を利用することで、今後のレザークラフトにも役に立つと思います。

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