和乃革を利用したレザークラフト作品や最新情報を書いたブログです

【型紙を使わず、気ままに作る】スエード革ハギレを利用したシンプルポーチ

arcoenyです。
今回は型紙を使わず、余ったハギレ革や紐で気ままにポーチを作ってみました。

落ち着いたトーンのスエード革に、明るい色や柄物の紐・ロープが映えます。

材料

  • スエード革ハギレ(1.5~2.0mm厚)×2枚
  • ヌメ革ハギレ( 1.5~2.0mm厚 )×2枚
  • 太目の紐

今回は 手持ちのスエード革ハギレから使えない部分をカットし、 170×230mmの長方形を2枚切り出しました。
紐通し用のヌメ革サイズは穴の位置によって調整しますが、今回は75×25mmを2枚使用しています。
紐部分はアウトドア用のパラコードを使用しました。直径約4mmです

裁断・接着

今回はマチを作るために角を20×20mm切り取ります。 マチサイズは革の大きさや好みで調整して下さい。
マチ部分とポーチの縁部分以外の3辺を接着剤(ゴムのり)で接着します。今回は縫ったあとにひっくり返す(縫い目がポーチの内側にくる)ため、革の表側と表側を接着します。接着剤を塗る際は革の裏表に注意して下さい。
ハンマーで軽く叩き、圧着します。

目打ち・縫い

ガイドラインは引かずにフリーで目打ちを打っていきます。最終的に縫い目はポーチの内側になります。裏返した際に接着剤が表にはみ出さないよう、縫い代に余裕を持たせて下さい。
今回はスエードの雰囲気に合わせてエスコード(麻糸)の中細ベージュで縫います。
糸表面の毛羽立ちを抑える ため、ベタつかない程度に3~4回蝋を引きます。
ポーチの縁部分から縫い始めます。縫い始めは2輪引っかけてからスタート。
ザクザク縫っていきます。
マチ部分とポーチの縁以外の三辺を縫い上げます。
マチ部分も接着・目打ちをし、縫い上げます。
縫い上がりました。

紐通し穴を開ける

実際に絞りながら、穴あけの位置を確認します。今回は中央の穴二つの間隔が約40mm、次の穴二つの間隔が約100mm、一番外側の穴二つの間隔が約150mmです。
ポンチを使い、二枚の革に同時に穴を開けます。
中央の穴二つの間隔に合わせてヌメ革(写真はヌバックの2mm厚)を切り出し、穴を開けます。
ヌメ革とスエードポーチ本体を縫い合わせます。菱目打ちが打ちづらい場合は菱錐がオススメです。紐を通して完成です。
後ろ側。

※ 今回は「型紙を使わず、気ままに作る」がテーマなので、仕上がりサイズに合わせるため後回しにしましたが、サイズを決めて型紙を作る場合は、穴あけ~紐通しパーツの縫い上げまでを先にやってしまう方が楽です。

完成

スエードとパラコードの相性が良く、アウトドアライクな雰囲気に仕上がります。
今回の仕上がりサイズは150×210×40mmでした。 小銭入れやタバコ、携帯灰皿、鍵などを入れてもまだ余裕があるサイズ感です。
あまりサイズを気にせず、手持ちのハギレで気ままに作ってみて下さい。

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